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オランダの家事情

オランダは、豊かな文化と美しい景観で知られる一方、住宅事情も独特な特徴を持っています。今回はオランダの家事情について見ていきましょう。

家探し

オランダで家を探す際、多くの人々は不動産ウェブサイト(例えば、FundaやParariusなど)を利用します。これらのサイトでは、賃貸や購入物件を検索でき、地域、価格帯、間取りなどで絞り込むことが可能です。特に都市部では需要が高いため、早めに動くことが重要です。また、家探しを専門とするエージェントに依頼することも一般的です。エージェントは市場の動向に詳しく、適切な物件を迅速に見つけてくれることが期待できます。

オランダでは住宅市場が活発で、特に都市部では需要が高く、物件がすぐに埋まってしまうことが多いです。家探しを始める際には、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

1. 家探しのタイミング

オランダの住宅市場は年間を通して活発ですが、特に9月の新学期シーズンや夏の終わりに多くの物件が出回ります。留学生や新規の仕事を始める人は、早めに物件探しを開始することが重要です。

2. 家探しの方法
  • インターネット:Funda.nlやPararius.comなどのウェブサイトが一般的で、物件情報が豊富です。希望する地域や予算を設定して検索できます。
  • 不動産業者:現地の不動産業者を通じて物件を探す方法もあります。専門的なアドバイスや手続きのサポートを受けられるため、初めての家探しには安心です。
  • ソーシャルメディア:Facebookのグループや掲示板で物件情報を見つけることもできます。特に短期滞在やルームシェアを希望する場合に便利です。SNSでの家探しは詐欺もあり、滞在中には日本大使館から注意喚起もありました。家探しをされる際はくれぐれもお気をつけください。
3. 契約時の注意点

オランダでは賃貸契約を結ぶ際に、敷金(Borg)として1~2か月分の家賃を前払いするのが一般的です。また、契約書はオランダ語で記載されることが多いため、内容をしっかり確認し、必要に応じて翻訳を依頼することが重要です。

間取りの特徴

オランダの住宅の間取りには、いくつかの特徴があります。多くの家は縦に長く、狭い敷地を有効活用するために3階建てや4階建てのものが多いです。また、階段が急で狭いことが多く、大きな家具の移動には困難が伴うことがあります。このため、引越しの際には窓から家具を搬入するための専用クレーンを使用することもあります。

オランダの住宅では、大きな窓が特徴的です。これは自然光を多く取り入れるための工夫であり、また風通しも良くなります。ただし、これらの窓には厚いカーテンやブラインドが設置されており、プライバシーを確保しつつも光を調節できるようになっています。

Duwoについて

Du学生向けの住宅提供を行う「Duwo」は、オランダ国内で広く利用されている学生住宅の管理会社です。Duwoは、学生にとって以下のような利点があります。特に国内外の学生に向けた手頃な価格の住居を提供しています。

1. 手頃な家賃

Duwoの物件は、一般的な賃貸物件よりも家賃が抑えられており、学生にとって経済的です。

2. 学生専用のコミュニティ

同じ大学や学部の学生が多く住んでいるため、コミュニティを形成しやすく、友人作りにも適しています。ルームメイトがいるお部屋やキッチンなどが共用になっているお部屋もあります。私は自室は一人でプライベートな時間は確保しつつ、キッチン、シャワールーム、トイレが共用です。キッチンが混み合うことはありますが、私が住んでいるところでは基本シャワールーム、トイレは混雑は気になることはありません。音に敏感な人は共用部に近いお部屋は避けた方が無難かもしれません。話し声、ドアの音などが気になることがあるかもしれません。

3. 家具付きの物件

多くの物件が家具付きで提供されるため、引っ越しの際に家具を揃える手間が省けます。また、必要な家電やインターネットも備え付けられていることが多いです。家賃にはインターネットや公共料金も含まれています。

4. サポートサービス

Duwoは、学生のためのサポートサービスも充実しており、住居に関するトラブルを相談することもできます。

現在の家不足の状況

近年、オランダは深刻な住宅不足に直面しています。特にアムステルダム、ロッテルダム、ユトレヒトなどの主要都市では、需要が供給を大きく上回っており、家賃や物件価格が急騰しています。このため、多くの若者や学生が住まいを見つけるのに苦労しています。政府や自治体は新しい住宅の建設を進めていますが、需要を満たすにはまだ時間がかかるとされています。
一年契約の住宅も多く、学期末になると多くの学生が家探しに苦労しています。Duwoのサービスを利用できた学生が比較的簡単に家を見つけることができますが、その枠に入れなかった学生は新学期が始まっても住居が見つけられず苦労することも。私の知り合いの学生は最初の数ヶ月はホテル暮らしだったそうです。

照明が暗い!?

オランダの家の照明が暗いと感じることがあるかもしれません。これは、エネルギー効率を重視する文化的背景と関係しています。多くの家庭では、必要以上に明るい照明を避け、エネルギーを節約するために間接照明や調光機能付きのランプを使用します。また、大きな窓からの日光を最大限に利用するため、昼間は自然光を主な照明とすることが一般的です。そのため、夜はアルマキャンドル置いてリラックスするのがおすすめです。キャンドルは一般的なようでよく売ってるのを見かけます。

まとめ

オランダの住宅事情は、多くの特徴と課題を持っています。また、現在の住宅不足問題とエネルギー効率を重視した照明文化も、オランダの生活環境を理解する上で欠かせない要素です。オランダでの生活を考える際には、これらの情報を参考に、準備を進めてくださいね。

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